貫一の日記

何でも書くやつ

チェンソーマン82話を読んで

ここで父親の話がサートインされました。

「少年の成長に父親の存在が不可欠だから『4月と君の嘘』は物語として微妙」としたのが私の実姉でありまして、「あれは母が父役と母役の2つをこなしている」としたのが私でありました。

チェンソーマンは少年の物語で、デンジの精神的成長の物語で、デンジ自身の精神は大変幼いものであったことに違いない。

その幼いデンジ君が騙されてしまうのは青年マンガ的で、少年ジャンプというよりヤングジャンプな話でしょう。

 

さて、ここから少年ジャンプに戻すためには友情パワーというか仲間の手助けが必要です。もうデンジ単独では詰んでいます。

少年の懊悩を描くのは少年ジャンプらしくありませんが、デンジは少年ジャンプの主人公なので、懊悩からでも話は続けられるかもしれません。さっぱりした性格というか、私みたいにネチネチしていませんのでね。悟空とかの系譜です。

「悩むことを放棄してピンチを招いた」というデンジの状況は少年ジャンプのバトル漫画っぽいかもしれませんね。笑えます。

 

甘いこと考えて特攻したデンジ君を助けてくれる仲間はいるのか・・・というと、いない。オッサンと高校生くらいしか候補がありません。

ただ、ちょっとシリアス回が続いていますんで、ここらでコーヒーブレイクってのもいいかな。オッサン&高校生じゃシリアス継続なので、コベニ一択。

ああいうおバカキャラに真理突かせて主人公を立ち上がらせるってのも、まぁ、近頃ではセオリーです。ベタな展開じゃないんですけれどね。

ベタな展開といえば、ここで主人公が完全に塞ぎ込んでしまうパターンです。未来の悪魔のこともありますし、ベタに契約破棄となるのが順当ですね。

ここからデンジが巻き返す展開は引き伸ばしに似ています。おとなしく堕ちとけ。

 

うーん・・・物語って大なり小なり男女関係が重要なんですが。

救済を望んだデンジに対して「お前に救いはねぇから!あったとしても全部ぶっ壊すから!お前に幸せを得る権利ねぇよ!」と宣言ぶち上げたマキマさんです。

マキマさんとデンジの関係は教育係と教え子、上司と部下、女と男というよりも、母親と子どもなんですよね。彼女が話した通り、デンジのために精一杯の環境を整えました。

母親は与えたおもちゃを一つずつ叩き壊し、困り果ててすがりつく子どもを蹴っ飛ばして罵倒したわけです。そりゃ笑います。おもちゃを壊されて、おもちゃを壊した相手にすがりついてきたんだから、そりゃ笑います。

ここで一片の情があれば「笑ってごめんなさい」という話。ところがマキマさんにゃそれがない。ネタバラシから一気、詰ましにかかりました。鬼畜生の振る舞いです。

 

デートが袖にされた段階で詰みが見えているわけですから、手駒を全部使って総力戦です。ということは、ここを凌げばデンジにチャンスがありましょう。

 

凌ぐこと=契約破棄回避ってこともないでしょう。契約破棄までの道のりは揺るがない。それが揺らいでしまったらマキマさんが馬鹿みたいになってしまう。デンジは二度目の死を迎えなくてはならない。

あるいは、マキマさんの面目を潰さない様にして契約の破棄を回避するか。作者の味付け次第なんで、不可能とも言えませんけれど。マキマさんの全能感が揺らぐ可能性はありますよね。

 

 

[fin]